企業が商品広告に外国人モデルを使う理由とは?
化粧品やヘアケア用品、アパレルなどの広告には、外国人モデルが使われることが多々あります。
日本の企業が販売する商品で、かつ日本人モデルもたくさん活動している中、なぜ企業は商品広告に外国人モデルを使うのでしょうか?
この記事では、外国人モデルを使うメリットや、日本人モデルを使う場合の問題点について解説します。広告に使うモデルを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
商品広告にモデルを使う理由
そもそも、なぜ商品広告にモデルを使うのでしょうか?「モデル選びで悩むくらいなら、商品自体の写真だけで十分では?」と考える方もいらっしゃるでしょう。
たしかに、商品自体の写真を大きく使うことで「何の商品の広告か」はひと目で分かります。しかし、モデルの写真(とくに人物の顔写真)を用いることで、広告への注目を集められたり、好感度が上がったりすることが明らかになっています。
実際に、広告に使う写真として、美人(Beauty)、赤ちゃん(Baby)、動物(Beast)の3つは「広告3B」と呼ばれるほど高い効果を発揮すると言われています。
外国人モデルを使うメリット
商品広告にモデルを使う理由が明らかになったところで、外国人モデルを使うメリットについてご紹介しましょう。
日本人からすると、外国人モデルの写真はリアリティを感じにくい傾向があります。アパレルの広告を例にご紹介しましょう。外国人モデルは日本人よりも身長や手足が長く、洋服を格好よく着こなしてくれます。
それを見た人は「自分が着てもこういう感じかな」と想像を膨らませたり「あんな風に着てみたいな」と憧れを抱いたりします。その結果、商品が欲しくなり購買につながるのです。
日本人向けの広告で外国人モデル使うと、高級感や非日常感を演出できます。外国人モデルならではのオーラや美しい容姿は、広告の演出にも役立つのです。
外国人モデルの使い方は、大きく分けてモデルを実際にキャスティングする場合と、素材サイトなどに掲載されているモデルの写真を使う場合があります。
大手企業だと費用はかかりますが、実際にキャスティングをすることが多いようです。しかし、中小企業でも素材サイトを利用すれば、簡単に美しい容姿の外国人モデルの写真を探すことができます。
必要以上に労力をかけることもなく、広告の魅力をアップさせられるのも外国人モデルを使うメリットでしょう。
日本人モデルを使う問題点は?
広告の目的や場合によって異なりますが、日本人モデルを使うときに考慮すべき問題点があります。問題点とは、外国人モデルに比べてモデルにリアリティを感じやすいことから、商品以外の部分で好みが分かれる可能性があることです。
化粧品の広告を例にご紹介しましょう。日本人モデルの場合はリアリティを感じる分、化粧品の色合いや使われ方よりも、肌質や顔立ちを意識して自分と比べてしまいます。
また、モデルに親しみ持つあまり「顔が好き」「雰囲気が苦手」など、商品以外の部分で広告の好き嫌いを感じてしまう可能性もあるのです。
以上のことから、広告によって商品自体に注目させたいならば、外国人モデルを使う方が望ましいでしょう。
まとめ
今回は、外国人モデルを使うメリットや、日本人モデルを使う場合の問題点について解説しました。
外国人モデルにも日本人モデルにも、広告に使ううえでそれぞれの良さがあります。どちらを選ぶかによって広告の印象は大きく変わるでしょう。「適材適所」という言葉があるように、広告の目的やイメージに合わせてモデルを選ぶことが大切です。
とくに外国人モデルが起用されやすい広告についての記事はこちら